堺市|でぐち腎泌尿器クリニック-泌尿器科・腎臓内科|過活動膀胱

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泌尿器科・腎臓内科 でぐち腎泌尿器クリニック > 泌尿器科の病気-過活動膀胱(OAB)

おねしょ(夜尿症)

過活動膀胱(OAB)

Deguchi Urology Clinic

過活動膀胱(OAB:Overactive Bladder)は、文字通り「膀胱が活動し過ぎる」、つまり膀胱内に尿がそれほど溜まっていないのに、膀胱が過敏になり自分の意に反して収縮し頻尿を招く病気です。
加齢や神経疾患の原因、原因疾患のない特発性の場合など様々ですが「急に抑えられないような強い尿意(尿意切迫感)」や「排尿回数が通常よりも多い状態(頻尿)」、「夜中に排尿のために何度も起きる(夜間頻尿)」などの症状があります。
過活動膀胱は病気そのものが命を左右したりすることはありませんが、周囲の方が考える以上に本人にとって辛く、トイレの不安のため外出を控えるなどQOL(生活の質)がひどく低下する病気です。
過活動膀胱の症状の多くは薬物治療と行動療法で改善できます。一人で悩まず、年だから仕方ないと諦めず、一度、泌尿器科にご相談ください。

過活動膀胱の主な症状

過活動膀胱は、「急に起こる、抑えられないような強い尿意で、我慢することが困難なもの(尿意切迫感)」と定義されています。
尿意切迫感があれば過活動膀胱の疑いがあります。

尿意切迫感 急に我慢できないような強い尿意をもよおす。
尿が漏れそうになり慌ててトイレに駆け込む。(必須症状)
頻尿 頻繁にトイレに行く(昼に8回以上)
夜間頻尿 就寝後、何度もトイレに起きる(1回以上)
切迫性尿失禁 急に強い尿意をもよおし、トイレまで間に合わずに尿が漏れる。

過活動膀胱の原因

過活動膀胱の原因は様々あります。

  • ストレスなどの心因性によるもの
  • 加齢による膀胱機能の変化によるもの
  • 脳神経の病気によるもの
    脳血管障害、パーキンソン病、多系統萎縮症、認知症など
  • 脊髄の神経の病気によるもの
    脊髄損傷、多発性硬化症、脊髄小脳変性症、脊髄腫瘍、頸椎症、後縦靭帯骨化症、脊柱管狭窄症など
  • 前立腺肥大症などの前立腺疾患によるもの
  • 明らかな原因疾患がない特発性のもの
過活動膀胱の範囲のイラスト

過活動膀胱の
検査・治療

過活動膀胱の診断・検査

問診で症状の把握をします。尿検査や超音波検査などにより、膀胱炎や尿路結石、前立腺肥大症など膀胱の病気の有無を診ます。

過活動膀胱の治療

大きくは薬物療法による治療と行動療法による治療があります。

【お薬による治療】

抗コリン薬

膀胱が勝手に収縮するのを抑え、尿意切迫感も改善する薬です。
副作用として口が渇いたり、便秘をしたりすることがあります。

β3アドレナリン作動薬

尿をためる際に膀胱の広がりを促進するお薬です。
尿意切迫感を改善します。
口の渇きや便秘の頻度が低いと言われています。

【行動療法による治療】

生活指導

過剰な水分摂取やカフェインの摂取を控えるなど日常生活の見直しや、外出時は早めにトイレに行く、あらかじめトイレの場所を確認しておくなど日常生活での工夫をしていきましょう。

膀胱訓練

少しずつトイレに行く間隔を伸ばしていくことにより膀胱容量を増加させる訓練です。
排尿計画を立て、短時間から始めて、最終的には2~3時間の排尿間隔が得られるように訓練をします。

骨盤底筋訓練(骨盤体操)

骨盤の底にある筋肉を鍛える体操で、腹圧性尿失禁に対し広く行われている治療法ですが、切迫性尿失禁にも効果があると言われている治療です。
継続して行うことが大切です。

あなたの症状をチェックしてみましょう

過活動膀胱症状問診票(OABSS)

質問 症状 頻度 点数
1 朝起きた時から夜寝る時までに、何回くらい尿をしましたか? 7回以下 0
8~14回 1
15回以上 2
2 夜寝てから朝起きるまでに、何回くらい尿をするために起きましたか? 0回 0
1回 1
2回 2
3回以上 3
3 急に尿がしたくなり、我慢が難しいことがありましたか? なし 0
週に1回より少ない 1
週に1回以上 2
1日1回くらい 3
1日2~4回 4 5
1日5回以上 5
4 急に尿がしたくなり、我慢できずに尿をもらすことがありましたか? なし 0
週に1回より少ない 1
週に1回以上 2
1日1回くらい 3
1日2~4回 4
1日5回以上 5

質問3の点数が2点以上で、全質問の総合点数が3点以上であれば過活動膀胱の可能性があります。

合計点数が5点以下であれば軽症、6〜11点であれば中等症、12点以上であれば重症と考えられます。

ボトックス®
(ボツリヌス毒素)
膀胱壁内注入療法

のみぐすりで症状が改善しない方がボトックス治療の適応になります。

通院でできる治療法ですので、治療をご希望の方はご気軽にご相談ください。

ボトックスを膀胱壁内に
注射する

注射のイメージイラストボトックス®(ボツリヌス毒素)を膀胱壁内に注射することで筋弛緩作用を示し、過活動膀胱による様々な症状(尿意切迫感、頻尿、尿失禁)を改善するといわれています。

 

【効果】

治療後、2~3日で効果が現れ、通常は4~8か月効果が持続します。

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