DISEASE
泌尿器科の病気
DISEASE
泌尿器科の病気
Deguchi Urology Clinic
膀胱内に細菌が繁殖し膀胱粘膜が炎症を起こしている状態のことを膀胱炎と言います。
特に女性に多く、その膀胱炎の大部分は「急性単純性膀胱炎」で幅広い年齢層で発症しますが20代~30代に多いのが特徴です。治療には抗生剤を用い症状の改善も早いですが、再発も多くあります。症状がなくなっても細菌が完全に消えているとは限りません。再発を防ぐには自己判断でお薬を止めることはせず、完全に治るまできちんと治療することが大切です。
膀胱炎は「急性単純性膀胱炎」の他、前立腺肥大症・尿路結石・糖尿病などの基礎疾患がありその結果生じる「慢性複雑性膀胱炎」、ウィルス・細菌・薬剤・放射線などが原因となり出血を伴って発症する「出血性膀胱炎」、これらとは系統が異なり膀胱に原因不明の炎症が起こる難治性の疾患「間質性膀胱炎」などがあります。
女性の尿道が男性に比べて短く細菌が膀胱に入りやすいため膀胱炎は、女性に多い疾患です。
細菌が尿道から膀胱に侵入し、膀胱内部で繁殖することで急性膀胱炎をおこします。
原因になる細菌は、大腸菌が70~80%程度で最も多く、他に腸球菌やクレブシエラといった細菌があります。
いずれも自分の消化菌であり、人から移される菌ではありません。
つまり自分の菌に自分で感染するということです。
特に女性は、男性に比べ尿道が短いためどうしても細菌が膀胱に侵入しやすくなります。
またトイレを必要以上に我慢したり、膀胱の内部に長時間同じ尿をため込んでいると細菌の繁殖する時間を与えてしまいますので、このような生活習慣や職業習慣の場合にも急性単純性膀胱炎になりやすいと言えます。
急性単純性膀胱炎の
予防ポイント
急性膀胱炎には、抗生剤が大変よく効き比較的改善しやすい病気です。症状があれば早めに受診し治療を受けるようにしましょう。
きちんと服用すれば症状は比較的早く改善しますが、症状が良くなったからと途中でお薬の服用をやめると、細菌が再び増殖し症状が悪化する場合があります。
薬は処方された分をしっかり服用し完治したことをきちんと確認しましょう。
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